せっかく洗濯したのに、部屋干しをすると「なんだか臭う…」という経験はありませんか？
このイヤな生乾き臭の原因は、濡れたままの衣類に繁殖する雑菌。その多くは、洗濯後の乾きにくさに関係しています。
実は、生乾き臭は「洗剤」や「干し方」だけでなく、洗濯機の設定や脱水時間の調整でもしっかり防げるんです！
この記事では、洗濯機のすすぎ回数・温水設定・部屋干しモードの活用法や、衣類別の脱水時間の目安、効率よく脱水するコツまで、すぐに実践できる方法をわかりやすく解説。
今日から臭わない洗濯を叶えるためのヒントが満載です！
そもそも生乾き臭ってなに？どうして発生するの？
洗濯物を干した後、「なんか臭う…」と感じたことはありませんか？それがいわゆる生乾き臭。
この臭いの正体は、「モラクセラ菌」という細菌が出すガスです。モラクセラ菌は、人の皮脂や汗をエサにして増殖し、洗濯物が湿ったままだと一気に繁殖。
その結果、あの“雑巾のようなにおい”が発生してしまうんです。
生乾き臭は、乾くまでに時間がかかると発生しやすくなります。
つまり、洗濯機の設定次第で「乾きやすい状態」にできれば、臭いを防げるというわけです。
では具体的にどんな設定や時間調整が効果的なのか？
ここから詳しく解説していきます。
洗濯機の設定で臭いは防げる！見直したい3つのポイント
① 「すすぎ回数」は必ず2回に設定する
洗濯機の設定でよくあるのが「すすぎ1回モード」。
これは時短や節水にはなりますが、汚れや洗剤成分が衣類に残りやすく、雑菌のエサになってしまう可能性が高まります。
特に部屋干しや生乾きが気になる季節には、すすぎ2回以上が鉄則。
しっかりと洗剤カスを落とすことで、菌の繁殖をぐっと防ぐことができます。
▼POINT
- 柔軟剤を使う場合もすすぎ2回が基本
- 「部屋干しモード」がある機種では自動的に2回になることも
② 「温水洗浄」モードがあるなら積極的に使う
最近の洗濯機には「温水洗い」や「お湯取り機能」がついている機種も増えています。
これは40℃前後のぬるま湯で洗濯することで、皮脂汚れや菌をしっかり落とす効果があるんです。
水では落としにくい脂汚れも、ぬるま湯なら分解されやすく、結果として雑菌の繁殖を抑えられるというメリットがあります。
▼おすすめ設定温度の目安：
| 温度 | 効果 |
|---|---|
| 30℃ | 軽い皮脂汚れや夏物に最適 |
| 40℃ | 汗臭・菌対策に効果的 |
| 50℃以上 | ウールやデリケート素材はNG（縮みやすい） |
温水洗浄がない場合でも、「風呂の残り湯」を使う方法もおすすめ。節水しつつ、温水の効果も得られます。
③ 「部屋干しモード」や「除菌モード」があれば活用
多くの最新型洗濯機には、「部屋干し」「除菌」「お急ぎ」などのコース別設定があります。
その中でも、「部屋干しモード」や「除菌洗い」は、生乾き臭を防ぐのに非常に効果的です。
「部屋干しモード」は以下のような工夫がされています：
- 水温を上げて菌を落としやすくする
- 脱水時間を長めに設定して乾きやすく
- すすぎ回数が2回以上に自動調整
取扱説明書に「部屋干し用」「生乾き防止用」の設定があるか、一度チェックしてみましょう！
脱水時間は長くすればいい？実は「最適な時間」がある！
洗濯物を早く乾かしたいからといって、脱水時間を長くしすぎるのは逆効果になることもあります。
衣類によってはシワが増えたり、生地が傷んだりしてしまうんです。
脱水時間の目安（家庭用洗濯機）
| 衣類の種類 | 脱水時間の目安 |
|---|---|
| Tシャツ・シャツ類 | 3～5分 |
| タオル | 5～6分 |
| ジーンズ・厚手衣類 | 7～10分 |
| デリケート素材 | 1～2分 |
おすすめは「脱水2段階方式」
特にタオルやジーンズのような厚手のものは、1回だけの脱水では水分が残りやすいです。
そこでおすすめなのが、以下のような2段階脱水法です：
- 通常通り脱水（4〜5分）
- 一度取り出してほぐす
- 再度2〜3分の脱水
これをすることで、水分がより効率よく飛び、生地への負担も少なく済みます。
特に冬場や梅雨の時期に効果を発揮する裏技です！
洗濯物の「偏り」や「量」も脱水効率に影響する
実は、洗濯物の入れ方や量も脱水の効率に関わってきます。
こんな場合は脱水がうまくいかない！
- 洗濯物の片側に偏りがある
- 一度に詰め込みすぎている（7割超）
- ネットに入れすぎて水が抜けにくい
洗濯槽の中でバランスが悪いと、脱水がうまく回らなかったり、自動で途中停止してしまうこともあります。
脱水前には、洗濯物を軽くほぐして均等に配置するのがポイントです。
実践している人の声（口コミ）
実際に「洗濯機の設定」を見直して生乾き臭を防いでいる人の声をいくつか紹介します。
🟢【40代・主婦】
「以前はすすぎ1回にしていましたが、2回に変えたら臭いがなくなりました！やっぱりすすぎは大事ですね」
🟢【30代・男性・一人暮らし】
「部屋干しモードを初めて使ってみたら、タオルが全然臭わなくなって感動！設定ひとつでこんなに違うとは」
🟢【20代・女性・アパート暮らし】
「脱水2回法でかなり時短＆臭いゼロ。ちょっと面倒だけど確実に乾く！」
まとめ｜洗濯機の使い方で生乾き臭は防げる！
洗濯物のイヤな臭いは、「洗剤」や「干し方」だけでなく、洗濯機の設定と脱水時間の工夫でもしっかり対策できます。
✅今日から実践できるポイントまとめ
- 【設定】すすぎは必ず2回以上！
- 【温度】温水洗浄があれば使う（40℃前後）
- 【コース】部屋干し・除菌モードを活用
- 【脱水】脱水は2段階で丁寧に仕上げる
- 【配置】洗濯物は均等に入れて脱水効率をUP
こうした工夫をするだけで、部屋干しでも臭わない洗濯物を手に入れることができます。
ぜひ今日から、洗濯機の設定を少し見直して、生乾き臭のない快適な洗濯ライフを始めてみてください！
